ポール・マッカートニーとエルビス・コステロ

Flowers In The Dirt
ビートルズ解散が近づくにつれ、4人はそれぞれのカラーを出し始めていきましたね。
このアルバムからだ!と、断言するのは難しいものの、おそらくホワイト・アルバムを区切りとして、目指すものの違いが鮮明になってきたように思います。

時々思うのですが、ことポール・マッカートニーに関しては、きっと「バンドをやりたい!」という気持ちが強かったのではないでしょうか。

サージェント・ペパーズという架空のバンドをつくったり、ゲットバック・セッションを行ったりと・・・。

また、ポールは、ビートルズ解散後も、近くにいてくれる相棒を欲していたのではないか?
と、私は考えています。

ビートルズ時代にジョンがいたように。

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ポール・マッカートニーがラブ・ソングで見せたロック魂

Silly Love Songs
ポール・マッカートニーが、1976年、ウィングス時代に発表した「Silly Love Songs(邦題:心のラブソング)」は、文字通りのビッグヒットとなりました。

直訳すれば、「愚かなラブソング」。

このシチュエーション、言葉の中に、私はポールのロック魂を垣間見る気がいたします。

当時ポールは、辛辣な評論家達から、「しょせんポールはラブソング(バラード)しかつくれない」という趣旨の批判を受けていました。

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デュアン・オールマンとレイラ(パティ・ボイドをめぐるラブ・ソングの物語)

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かつて、デュアン・オールマンという最高のギタリストがいました。

1946年11月20日生まれのデュアン・オールマンは、異名を「Skydog」、天駆ける犬と称されるほど、壮大なドラマ性を感じさせるギターを弾く男。

ギタリストとして、これから!という時、なんと1971年10月29日に、24歳という若さで亡くなっています。
オートバイ事故によるものでした。

実は、この天才ギタリスト、デュアン・オールマンは、何とも微妙な形で、ビートルズと関わってきます。

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リンゴ・スターのリバプール愛

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リバプール出身の4人組。
ザ・ビートルズ。

間違いなく、20世紀を代表する天才達であったと思います。

彼等が、長い人類の歴史にあって同時代に生まれ、イギリスの港町リバプールで生を受けたこと自体が、奇跡のように、私は思っています。

逆に考えれば、4人が出会うことによって、化学反応が起こり、天才が完成したのかもしれません。

そんな4人の故郷リバプールを何とも味わい深く歌った、リンゴ・スターの曲があります。

Liverpool8 邦題:想い出のリバプール

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ノルウェイの森の物語

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アルバム、ラバーソウルに収録されている「Norwegian Wood (This Bird Has Flown)」は、日本では、ノルウェイの森と言ったほうが、分かりやすいことでしょう。

私は、この曲を聴くとき、何とも不思議な感覚に襲われます。

まるで、短い時間に織りなされるサウンドの中に、奥深い物語が潜んでいるような・・・。

実際、この曲は、空想の物語として、ジョン・レノンとポール・マッカートニーによって仕上げられた作品のようです。

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ジョン・レノン 究極のワンフレーズ 愛こそはすべて

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ジョン・レノンという人は、言葉というものに、天性の才能をもっているように思います。

時に難解かつ意味深であり、韻を踏み、造語も駆使する。

そんなジョンですが、さほど英語が分からない人でも口ずさめるようなシンプルなワンフレーズをあえて使っているナンバーが、何曲となく存在しますね。

たとえば、ビートルズ時代の「All You Need Is Love(邦題:愛こそはすべて)」なども、その最たるものではないでしょうか。
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ケイト・ブッシュとビートルズ

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ケイト・ブッシュ(1958年生まれ)は、数あるアーティストの中でも、真の天才性をもったカリスマだと思います。

1977年に、デビュー・シングルとして発表した「嵐が丘」が、爆発的なヒットを記録しますが、メジャー・デビューに至るまでの道は、平坦ではなかったようです。

とにかく、自ら制作した音源を持ち込めば、ことごとく無視にも近い駄目だしの嵐だったとか・・・。

そんなケイト・ブッシュの才能を見いだしたのが、ピンク・フロイドのデビッド・ギルモアでした。

やはり、天才を見抜くには、受け入れる側も天才である必要があるという証左でしょうか。

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ゴールデンスランバーは物語のはじまりであり終わり

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アビーロードのB面に収録されたゴールデンスランバー(Golden Slumbers)。
ほんの数分で終わってしまう、作品ですが、印象的なピアノのイントロから入り、思いのたけを乗せたようなポール・マッカートニーの歌唱が、非常に心を打つ作品です。

まさに、歌い上げるという感のあるポール・マッカートニーのボーカルが印象的で、短い作品にも関わらず、壮大なナンバーに思えてくるから不思議です。

このゴールデンスランバーが生まれるいきさつは、一冊の絵本にあったと言われています。

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