リンゴ・スターのオクトパス・ガーデン

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一流のバンドであれば、火傷しそうな個性がぶつかり合うことは必然かと思います。

特に、ビートルズのように、偉大な才能が集まったグループであれば、自我が衝突しないほうが不思議というもの。

そんな中にあって、リンゴ・スターの存在は、4人組を繋ぐ潤滑油のような役割を果たしていたようにも思います。

リンゴ・スターが、ビートルズとして最後に自ら手がけ、歌ったのは、アビーロードに収録されている『オクトパス・ガーデン』。

ビートルズの後期は、4人揃って演奏する機会が減っていましたが、リンゴのこのナンバーでは、全員がレコーディングに参加しています。

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詩人ジョン・レノン渾身の作品 アクロス・ザ・ユニバース

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ジョン・レノンという人は、ロックンローラーにして、詩人でもあったと、私は常々思っています。

幼い頃に、ルイス・キャロルの作品世界で遊んだことも影響しているのでしょうか。

語韻といい、言葉の並べ方といい、ちょっとそこらにいる作家や詩人では、まったく勝てないほどの才能があるのではないでしょうか。

そんなジョンの作品にあって、詩人としての才能をいかんなく発揮しているナンバーが、アクロス・ザ・ユニバースだと思います。

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回収・発売禁止になったビートルズのアルバム ブッチャー・カバー

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多くの名盤、アルバムを生み出したビートルズですが、微妙な位置づけにある作品が存在します。

そのタイトルは、「Yesterday and Today」。

本来、ビートルズのオリジナルアルバムではなく、アメリカのキャピトルレコードが、ヘルプ、ラバー・ソウル、リボルバーの3枚のアルバムから曲を抽出し、そこに、恋を抱きしめようと、デイ・トリッパーのシングル曲を入れ込んだ、いわゆる企画物の作品です。

実は、このアルバム・・・そのジャケットが物議をかもし、回収騒動に発展することになります。

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moecoticが織りなすビートルズ・ワールド

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ビートルズが好き!
という方々の中には、ご自分で演奏し、歌い・・・と、カバーをなさっているケースも多いかと思います。

まったくもって、私の印象ですが、「カバー」をするとき、大きく分けて、2種類のタイプがあるのでは?と・・・。

・出来る限り完コピを目指す!
・オリジナルをリスペクトしつつ、自分の世界観をもって表現する。

今回、ご紹介したい女性アーティスト、moecoticさんは、まさしく後者だと、私は思っています。

60年代のサウンドをこよなく愛するmoecoticさんは、もちろんビートルズが大好き!
その上で、ご自身のカラーを出し、その天性の声を生かしたアレンジで、素敵な歌と演奏を届けてくれます。

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グッド・モーニング・グッド・モーニングと鶏

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何とも、人を食ったような曲名ではありますね。
私としては、そこが好きでありまして。

グッド・モーニング・グッド・モーニングは、ご存知かの名盤、サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドに収録されている短いナンバーです。

若い頃から、どうも私は、この曲が好きで、つい口ずさみたくなったりもします。

でも、作者であるジョンは、全然気に入っていなかったそうで、「あれはただのクズだよ」と、言っていたとも・・・。

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ジェイク・シマブクロとビートルズ

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60年代以降、今に至るまで、ビートルズから影響を受けたミュージシャン、アーティストは、星の数ほど存在すると言っていいでしょう。

本人達が意識していなくても、その系譜を辿れば、どこかでビートルズに辿り着く。
そういった例も、多々あると思います。

また、ビートルズをリスペクトしていることを堂々と明かすミュージシャン達もたっくさんいますね!

天才ウクレレ・プレイヤー、ジェイク・シマブクロ(Jake Shimabukuro)も、その一人。

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ポール・マッカートニーとエルビス・コステロ

Flowers In The Dirt
ビートルズ解散が近づくにつれ、4人はそれぞれのカラーを出し始めていきましたね。
このアルバムからだ!と、断言するのは難しいものの、おそらくホワイト・アルバムを区切りとして、目指すものの違いが鮮明になってきたように思います。

時々思うのですが、ことポール・マッカートニーに関しては、きっと「バンドをやりたい!」という気持ちが強かったのではないでしょうか。

サージェント・ペパーズという架空のバンドをつくったり、ゲットバック・セッションを行ったりと・・・。

また、ポールは、ビートルズ解散後も、近くにいてくれる相棒を欲していたのではないか?
と、私は考えています。

ビートルズ時代にジョンがいたように。

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ポール・マッカートニーがラブ・ソングで見せたロック魂

Silly Love Songs
ポール・マッカートニーが、1976年、ウィングス時代に発表した「Silly Love Songs(邦題:心のラブソング)」は、文字通りのビッグヒットとなりました。

直訳すれば、「愚かなラブソング」。

このシチュエーション、言葉の中に、私はポールのロック魂を垣間見る気がいたします。

当時ポールは、辛辣な評論家達から、「しょせんポールはラブソング(バラード)しかつくれない」という趣旨の批判を受けていました。

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