サムシングといえば、ジョージ・ハリスンの代表曲といってもいいでしょう。
美しいメロディーライン、切ないギターフレーズ。
いつ聴いても、素晴らしいな!と実感します。
さて、このサムシングですが、どうしてもジョージのボーカルとギタープレイに注目しがちですが、リズム隊の出色したプレイも見逃すわけにはいきません。
ポール・マッカートニーのベース、そしてリンゴ・スターのドラム。
昨日のこと、或る友人が、「サムシングのドラムは素晴らしい。ドラムだけでオーケストラみたいだ!」と呟いていたこともあり、この稿を書いている次第です。
私も、まったく同感です。
まず、ポールのベースプレイは、甘いトーンの中にあって、運動性が高く、歌うようなラインを奏でています。
さらに特筆すべきは、リンゴのドラムプレイでありましょう。
サムシングという名曲にドラマ性を付加するに、大きな貢献をしていると思います。
とりわけ・・・
You're asking me will my love grow
I don't know, I don't know
という展開部分になってからのドラムは圧巻。
ドラマーとしてのリンゴのセンスを実感させられます。
今回は、そんなサムシングが、あのコンサート・フォ・ジョージで演奏されたときの様子を聴いてみましょうか。
しっかりリンゴがドラムを叩いてくれています。
これだけのメンバーが集い、ジョージのサムシングを奏でる。
きっとジョージも天国で微笑んでいることでしょう。