ジョン・レノンの息子というと、ショーン君を思い出す方々が多いことと思います。
ジョンは、一時期、ショーンを育てるために、今でいうイクメンぶりを発揮していた時期もあるほどです。
そんなジョンには、もう一人の息子がいます。
最初の妻、シンシアとの間に生まれたジュリアンです。
ジョンとシンシアは、ジュリアンが5歳のときに離婚しており、ジュリアンは父との触れ合いに恵まれなかったと言われています。
そんなジュリアンをとても可愛がったのが、ポール・マッカートニーだそうです。
ビートルズの近くで親しくした人々のインタビューを見聞きしても、ポールがジュリアンを大切にしていたことは事実のようです。
ポールおじさんが、お父さんがわりだったのですね。
そんなジュリアンの境遇を思い出すこともあり、彼の作品’Valotte’を聴くと、ちょっぴり切なさを覚えます。
曲調は、やはり父、ジョンの作風に通じるところがあるように思います。
さて、ジュリアンとポールの交流は、続き、ジュリアンもポールを大切に思っているようです。
また、ポールは、ジュリアンのために、ビートルズ時代、1曲を書き上げています。
それが、ヘイ・ジュード!
きっと、ポールは、こんな風に言いたかった、伝えたかったのでしょう。
「ハイ!ジュリアン!元気だせよ!きっと上手くいくさ!」
ジュリアン・レノンとポール・マッカートニー。
2人の関係を思うとき、やっぱりビートルズの絆は深かったのだな!と、しみじみ思うのです。