FROM THE BEATLES 60年代 70年代 ロックの森

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グッド・モーニング・グッド・モーニングと鶏

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何とも、人を食ったような曲名ではありますね。
私としては、そこが好きでありまして。

グッド・モーニング・グッド・モーニングは、ご存知かの名盤、サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドに収録されている短いナンバーです。

若い頃から、どうも私は、この曲が好きで、つい口ずさみたくなったりもします。

でも、作者であるジョンは、全然気に入っていなかったそうで、「あれはただのクズだよ」と、言っていたとも・・・。

この曲は、鶏をはじめ、主に家畜類の声がエフェクトのように挿入されていますが、私は好きです。

演奏面では、リンゴのドラムが、とーってもいい味を出していると思います。

曲の進行と共に、3拍子、4拍子、5拍子と、くるくるリズムが変化していくのですが、いや~リンゴは、実に素晴らしい収め方をしているし、責めていますね。

ちょっと、バタバタバタバタ的に叩く部分なども、動物達が、足踏みをしている光景が思い浮かぶようで、非常にクールです。

また、曲の最後の部分で、鶏の声に似せたような音でギターが、シャキーっと入り、次の曲であるサージェント・ペパース・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(リプライズ)に間髪入れずに繋げるあたりも、さすがです。

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ジョン自身が、ひどく創作意欲が失せていた頃につくったナンバーとも言われ、誰あろうジョン自身が、一番それを分かっていて、「聴く価値もない」と言ったのだ思いますが、いやいや、名曲だと、私は思います。

何となく、作家ジョージ・オーウェルが書いた「動物物語」を短い時間で、しかも音楽で堪能できる気分にもなり、私は満足でございます。

そうそう、リンゴのドラムを褒めましたが、ポールとジョージのコーラスもいいですね。
やっぱり・・・優れたナンバーだと思います。

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