そのアルバムに冠された名前は、『The Beatles』。
ビートルズのオリジナルアルバムとしては、初の2枚組として、1968年11月22日にイギリスでリリースされました。
ダブル・アルバムと呼ばれることもありますが、その真っ白なジャケットから、多くの人々は『ホワイト・アルバム』という名前で呼んでいますね。
今月で、このホワイト・アルバムがリリースされて50周年。
これを記念して、スペシャル・エディションが、世界同時発売となっています。
発売となったのは、昨日2018年11月9日のこと。
いくつかのラインアップが用意されており、その中からチョイスすることができます。
全曲の新ステレオ・ミックスと5.1サラウンド・ミックスに加え、同時期にレコーディングされたデモや、当時のセッション・レコーディングなど、未発表の音源がベールを脱いでいます。
いくつかのラインアップがあると書きましたが、次のような種類に分かれています。
・スーパー・デラックス・エディション<6CD +1ブルーレイ(音源のみ)収録 豪華本付ボックス・セット>
・3CDデラックス・エディション
・4LPデラックス・エディション
・2LPエディション
ホワイト・アルバムといえば、ビートルズが大好きだ!という人々の間では、好き嫌いが分かれる傾向にあるように思います。
その理由は?
私が思うには、当時のビートルズは、関係が非常にぎくしゃくしており、4人がそれぞれやりたいことをやった・・・。
ビートルズが大好き!という人にとっては、そのことが痛々しく、ネガティブな思いが入ってしまうのかもしれません。
しかし、そういった背景を考えずに、純粋にこのアルバムと向かい合ったならば、どうでしょうか?
私は、希代の名盤だと思います。
ある意味、ビートルズの数あるアルバムの中にあって、異彩を放っていると。
4人が仲違いをしたこともあったと言われるホワイト・アルバムの時期。
しかし、そのことも含めて、ビートルズの歩みなのだと、私は思います。
良い時もあり、そうでない時期もあり。
どれもみな、ビートルズであって、それらすべてを受け入れて、私は接してみたいと思っています。