夜が来て、今日の終わりを迎える時。
何かしら、音楽を聴いてから眠る。
それが習慣になっています。
今宵は、ちょっとしっくりして、こころ安まる音楽を聴きたい気分。
そこで、懐かしいナンバーを流してみる。
エルトン・ジョンの代表作、そのひとつとも言っていい'Candle in the Wind'。
静かな中に、情感のこもった力作だと思います。
Candle in the Windは、1973年10月5日にリリースされたアルバム'Goodbye Yellow Brick Road'に収録されていますね。
有名な話ですが、このナンバーは、マリリン・モンローに捧げたものだとされています。
というよりも、間違いないでしょう。
歌い出しから別れを告げる言葉が。
Goodbye Norma Jean
グッバイ、ノーマ・ジーン
ノーマ・ジーンとは、マリリン・モンローの本名です。
マリリン・モンローの人生を風の中に揺れるキャンドルにたとえたのでしょうか。
詩の節々に、ノーマ・ジーンへの愛がほとばしります。
また、こちらも有名な事実ですが、ダイアナ妃が亡くなった際には、このナンバーの詩に手が加えられ、協会で歌われています。
以来、エルトン・ジョンは、このナンバーを封印していると聞きました。
誰からも、美しいと言われ、それでも心の中に孤独を宿している。
そんなはかなさを切々と歌い上げるエルトン・ジョン。
心おだやかに、今日という日を閉じたいと思います。