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そこはかとなく大好きなビートルズ・ナンバー For No One

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ニュースを見ると、台風の話題で持ちきりですが、皆さん、ご無事でしょうか。
被害が出ないことを、心から祈っております。
さて、今回はビートルズ・ナンバーの中でも、特に私が好きだなー!と、思っているナンバーを取り上げてみたいと。
それは、For No One(フォー・ノー・ワン)です。

派手さがあるナンバーではなく、どちらかといえば、小品の部類に入ると思うのですが、妙に私はこのナンバーが大好きです。
心が優しくなるような気にさえなります。

フォー・ノー・ワンが収録されたアルバムは、リボルバー。
1966年8月5日に、イギリスでリリースされたもので、当時としては、実験的アプローチが印象的な作品かと思います。

このリボルバーのB面3曲目に、フォー・ノー・ワンは位置しています。

お馴染み、レノン=マッカートニーのクレジットですが、実質的にはポールの作品だと言われていますね。

ポールがつくる作品に、駄目だしが出来るのは、誰あろうジョンだけだったと思うのですが、このフォー・ノー・ワンに関しては、あのジョンも高く評価していたようです。

ダイナミックな展開があるわけではない。
ドラマティックな演奏がなされているわけでもない。
ある意味淡々と、フォー・ノー・ワンは歌われていきます。

その織りなす世界観が、いやいや、実に大好きです。

実は、過日のこと、ビートルズのカバーバンドをやっている方から、「今度のライブで、何を一番聴きたいですか?」と、訊かれ、「ううん。バンドで演奏するのは難しいかもしれないけど、フォー・ノー・ワンだね!」と言ったら、見事に演じてくれました。

嬉しかったですね。

いつ聴いても、何度聴いても、心に染み入る珠玉のナンバー。
それが、フォー・ノー・ワンだと、私は思っています。

これからも、大切にしていきたい名曲ですね。

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