1964年12月4日にリリースされたビートルズ4作目にあたるオリジナルアルバム、Beatles for Sale(ビートルズ・フォー・セール)。
このアルバムのB面6曲目に収録されたのが、What You're Doing(ホワット・ユー・アー・ドゥーイング)。
お馴染み、レノン=マッカートニー作品であり、実質的にはポールの作品だと言われていますね。
タイトルからすれば、「君はいったい、ぼくをどうしようというんだい?」というような、ちょっぴり切ない歌詞ではありますが、曲調は初期のビートルズらしく、こういった感情もビートに乗せてしまうところが、彼等の才能であり特色のひとつだったと感じます。
ボーカルを担当しているのはポールですが、このナンバーの特徴のひとつは、リンゴのドラムソロからイントロがスタートすることですね。
このドラムプレイを、私はとても可愛い!と、感じてしまいます。
そこへ、ちょっとぎこちなさそうなジョージのギターが被ってくる。
初期におけるビートルズの魅力を垣間見る感がいたします。
この時期に生まれたナンバーは、歌詞がどんな内容であっても、ある種のエネルギーを感じます。
さらに高くへ。
飛翔してゆくビートルズ。
その息吹を感じさせる作品のひとつかと。