後にビートルズとして世界中に知られることとなるリバプールで生まれ育った4人。
やはり、そこには初めての出会いというものがありました。
有名なのは、何といっても、ジョン・レノンとポール・マッカートニーが初めて出会った日のことでありましょう。
1957年7月6日。
場所は、セント・ピーターズ教会。
2人は運命の出会いを果たします。
この日は、セント・ピーターズ教会の50年祭であり、リバプール750周年を祝う催しが開かれていました。
このとき、教会の一角に設けられていたステージで、クォーリー・メンのメンバーとして演奏をしていたのがジョン・・・。
その様子をポールが目撃したと言われています。
ジョンの演奏、姿に、強いインパクトを受けたポールは、演奏の合間に話しかけ、その際、いろいろなことを語り合ったのでしょう。
この出会いが、彼等の未来を大きく変えることになろうとは。
ところで、セント・ピーターズ教会には、ある墓碑があります。
そこに綴られた名前の中には、「エリナー・リグビー」という文字が刻まれています。
エリナー・リグビーといえば、クラシック・テイストの効いたナンバーとして、ビートルズナンバーの中でも評価の高い一作ですが、その曲名がこの墓碑から取られたとは、なかなか考えにくい。
となると、偶然の符合なのでしょうか?
だとしたら、あまりにも劇的なドラマではないでしょうか。
いずれにしても、セント・ピーターズ教会は、ジョンとポールが出会った場所であり、エリナー・リグビーの墓があることで、ビートルズファンにとっては聖地ともいえる存在になっていきます。
ストロベリー・フィールド、ペニー・レーンと共に、一度はぜひ訪ねてみたい場所ですね。