FROM THE BEATLES 60年代 70年代 ロックの森

ザ・ビートルズとその周辺

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ヘルプにおけるビートルズ初めての試み

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ビートルズのヘルプというアルバムは、私にとって特別な意味をもっている・・・ということを以前書きましたが、そういったことを抜きにしても、実に興味深く、各作品が生き生きとしている名盤ではないでしょうか。

収録曲のどれを取っても、魅力的。

さて、このアルバム、ヘルプですが、あまり語られることも多くないとは思うのですが、ビートルズとして、初めての試みがなされています。

デビュー以来、メンバーのみで演奏をしてきたビートルズでしたが、このヘルプに収録された作品のうち2曲で、バンドメンバー以外、いわゆる外部からの奏者を招いて録音がされています。

ひとつは、「悲しみはぶっとばせ」におけるフルート。
もう一曲は、「イエスタデイ」における弦楽四重奏。

小さな出来事のように思われるかもしれませんが、ビートルズが録音というものに新たな視点を加えはじめた、その一歩として、注目しておきたいポイントかと思います。

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繰り返しますが、このアルバムに収録された曲達は、どれも大好き!です。

そんな中、今日の一曲としては、あえて「夢の人」にしましょうか♬

ジョン、ポール、ジョージが、アコースティック・ギターを3人でかき鳴らして、楽しそうに演奏している様子が浮かんできます。

何だか、この曲、夢の人を聴いていると、楽しそうな雰囲気が伝わってきて、ほっとします。

スタジオワークをしっかりやって、いろいろな技術を駆使したサウンドも興味深いですが、この頃には残っていたような、アコースティックでユニットめいたプレイも秀逸ですね。

微笑ましいし、心地よい響きです。

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