1964年12月4日にリリースされたビートルズ4作目にあたるオリジナルアルバム、Beatles for Sale(ビートルズ・フォー・セール)。
このアルバムのA面7曲目に収録されたのが、カンサス・シティ~ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ。
本作は、カバー曲となります。
このナンバーですが、元々リトル・ウィリー・リトルフィールドのK.C.ラヴィングを、ウィルバート・ハリスンがカンサス・シティとしヒットさせたもので、その後リトル・リチャードが、このナンバーに自身作のヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイを繋ぎ、メドレー形式にて発表しています。
ビートルズがカバーをしたのは、リトル・リチャードがやったものだと言っていいと思います。
非常にノリがよく、ライブなどでやっても盛り上がるひとつですね。
実際ビートルズも、デビュー前、ハンブルグ時代からレパートリーとして演奏をしていたそうです。
ビートルズ・フォー・セールは、クリスマス商戦に間に合わせるために、大急ぎでつくられたアルバムだと言われていますが、この当時のビートルズは、1年に2枚のアルバムを発表すること・・・という契約があったようです。
かなりの激務ですね。
それでも、走りきってしまうところが、凄いと思うし、ビートルズのメンバーもアイディアが、枯渇することなく溢れ出ていたのだと思います。
さて、カンサス・シティ~ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイですが、リード・ボーカルを担当しているのはポールで、ジョンとジョージが、サポートでバック・ボーカルを務めています。
このボーカル・ユニットの味わいも、なかなかのもの。
当時の勢いを感じさせる1曲となっています。