このブログでは、1960年代、1970年代の音楽シーンに関することを念頭に置きながら、書かせていただいております。
ビートルズが現役だった頃。
それと交叉するように出現してくる音楽達。
今回は、Talking Heads(トーキング・ヘッズ)のことに、ちょっと触れてみたいと思います。
多分に個人的な思い出になりますが・・・。
トーキング・ヘッズとは、今思い出しても不思議な存在でした。
この個性は、どこから来るのか?
トーキング・ヘッズが結成されたのは、1974年だとされています。
メンバーは、デヴィッド・バーン(ボーカル、ギター)、ティナ・ウェイマス(ベース、バック・ボーカル)、クリス・フランツ(ドラム、バック・ボーカル)、ジェリー・ハリスン(キーボード、ギター、バック・ボーカル)。
特にデヴィッド・バーンの才能は異色で、かなり実験的なことも試みていたと思います。
私、個人的には、ティナ・ウェイマスがベースを弾くスタイルが、強く印象に残っているのですが。
1970年代は、私にとって、いろいろな音楽をどんどん吸収していた時期でした。
大好きなアーティストはいましたが、とにかく沢山の音楽に触れようとしていた頃。
トーキング・ヘッズも例外ではありません。
友人と共に、渋谷までライブに行ったこともありました。
あの時には、間違いなく運がよかったとしか言いようがないのですが、非常に良い席で、当時名だたる音楽評論家達の横に陣取ることに。
当時のライブとしては、非常に盛り上がるもので、開演からラストまで、観客がずっと総立ちだったことが思い出されます。
トーキング・ヘッズと申しますと、あのブライアン・イーノがプロデュースをした時代もありました。
前述したとおり、私は様々な音楽に触れようとしていた時期でしたので、ブライアン・イーノの環境音楽にも関心を持っていました。
昨日、久しぶりにトーキング・ヘッズの音を欲しくなり、針を落としたわけですが、そこからどんどん波及してゆき、バンド内バンドとも呼べるトム・トム・クラブのアルバムを聞き直してみたり・・・。
トム・トム・クラブも、実に面白いバンドですが、話が長くなるので、またの機会に。
それにしても、この時代とは、本当に多彩な才能が輩出された時期でした。