私がこれから書こうとしていることは、定説ではありません。
あくまで、私個人が受けている印象というもの。
ジョン・レノンが描いた詩の世界。
特に、ジョンが好んで使った言葉について、したためてみたいと。
『Love』?
それは、置いておき、私は『Life』という言葉に注目しています。
実際、『In My Life』や『A Day In The Life』のように、題名に使われている曲も存在するし、多くのナンバーの中に、『Life』という言葉が鏤められています。
ジョンとLife。
いみじくもジョンは、さあ!これから再スタートだ!と、ニューアルバム『ダブル・ファンタジー』を発表した矢先、凶弾に倒れます。
活動再開を告げる印象的なナンバーが『Just Like Starting Over(スターティング・オーヴァー)』だったと思うのですが、このナンバーの歌い出しも、今おもえば感慨深いものでした。
Our life together is so precious together
We have grown, we have grown
My LifeからOur Lifeになっているところに、ジョンの心中を私なりに察することが出来ます。
Lifeという言葉を好んでいたジョンの人生。
その最期が、あんな形であったことは、返す返すも悔やまれます。
ただ、ジョンの人生が、即ちドラマであったことを象徴すると思えなくもありません。