FROM THE BEATLES 60年代 70年代 ロックの森

ザ・ビートルズとその周辺

ソングス ジョン・レノン ポール・マッカートニー

I've Got A Feelingにおけるジョンのけだるさが好き!

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ビートルズナンバーの大半は、その作詞・作曲にレノン&マッカートニーというクレジットがついていますが、共同作業でつくったものもあれば、ほぼどちらかの単独で製作されたものもあるかと思います。

中には、ジョンとポール、それぞれの作品、いわゆる異なる2曲を合体させて完成させたナンバーもある。

たとえば、私も大好きな A Day In The Lifeもそう・・・。

また、今回取り上げるI've Got A Feelingも、2人のナンバーをそれぞれ持ってきて合体させ、一部双方のフレーズを同時進行させている興味ぶかい作りです。

メイン部分、I've Got A Feeling!とシャウト気味に歌っているのはポールですが、実は私、途中で出てくるジョン・パートが大好きなのです。

あのけだるそうな歌い方の中に、人生を達観したような言葉が零れてくる。

Ev'rybody had a hard year.
Ev'rybody had a good time.
Ev'rybody had a wet dream.
Ev'rybody saw the sunshine.

誰にだって、ダメな時もあれば、いい時だってあるさ・・・。

妙にこのフレーズが、私こと好き!です。

ジョンという人は、実際行動力のある存在でもありましたが、内面世界に寂しさを抱えていた人だとも思います。
ときに、その感情をストレートに発露する。

そんなジョンの素顔の欠片が、このナンバーにもうかがえると思うのです。

さて、私も靴下を引き上げて、もう一度このナンバーと向かい合ってみたいと思います。

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