ビートルズとローリング・ストーンズといえば、イギリスのロック史を代表する二大巨頭といった感がありますが、結構不思議な縁がありますね。
まだ初期の頃の話。
2枚目のシングルを出そうとしていたローリング・ストーンズに楽曲を提供したのがジョン・レノンとポール・マッカートニーでした。
I Wanna Be Your Man
こういったことが実現した背景には、ローリング・ストーンズのマネージャー、アンドリュー・オールダムの存在があったことは事実のようです。
アンドリュー・オールダムは、元々ブライアン・エプスタインのもとで、ビートルズを売り出す手伝いをしていたという経歴を持つ人物です。
ジョンとポールは、「君達に向いているんじゃないかな」と、I Wanna Be Your Manを提供したと伝えられています。
それを考えると、ビートルズとローリング・ストーンズは、本当に初期段階から繋がっていたということになりますね。
ご存知のとおり、このナンバーはビートルズ2作目のアルバムとなるウィズ・ザ・ビートルズにセルフ・カバーとして収録されています。
ちなみに、ビートルズによるセルフカバーのほうは、ボーカルをリンゴが担当していて、リンゴ自身、とてもお気に入りのナンバーだったそうです。
ビートルズの来日公演の際にも演奏され、あのステージでは唯一リンゴがボーカルをとったナンバーとなりました。
それにしても、ビートルズとローリング・ストーンズ。
両者の関係性を考えはじめると、どうにも膨大な時間を必要としそうです。