FROM THE BEATLES 60年代 70年代 ロックの森

ザ・ビートルズとその周辺

ソングス ジョン・レノン

ジョン・レノンの真骨頂 アイ・アム・ザ・ウォルラス

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pinkie1
アルバム『マジカル・ミステリー・ツアー』は、ヒット間違いなし!という作品が宝石箱の中に鏤められているようです。

実際、シングルカットされた曲も多く、ある意味、サージェント・ペパーズとは違った意味で、ビートルズを代表する作品のひとつではないでしょうか。

そんな名盤の中にあっても、激しい衝動感に誘われるナンバーといえば、アイ・アム・ザ・ウォルラス。

これはまさに、ジョン・レノンの真骨頂。

ジョンらしい言葉遊びがふんだんに盛り込まれ、中には難解な言葉や造語と思われるものまで、次々に登場。

これらの言葉達をジョンは、歯切れよく、時に皮肉っぽい口調を交えて、歌い倒します。

まず、ウォルラスですが、これは『セイウチ』を意味していますが、そのまま受け止めていいのか?
ちょっと悩むところです。
セイウチでしょ!と言ったら、ジョンがしてやったり!と、笑いそうな気がして・・・。

次に、有名な言葉、エッグマンですが、ジョンが愛読していたルイス・キャロルの『鏡の国のアリス』から持ってきたものだ・・・という説がありますが、かなり昔のことになりますが、私はジョンが、「エッグマンの意味は、そう簡単に分かるはずがないよ」的な意味合いの発言をしたことを憶えています。

エッグマン、エッグマン・・・。

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ジョンは、この言葉の中に、どんな意味を隠していたのでしょうか?

その答えは、永遠に謎のままかもしれませんが、自分なりにエッグマンを見つける旅に出てみることは自由でありましょう。

ジョンの持ち味が、あらゆるアプローチから、またあらゆるパートにおいて結実した傑作のひとつだと思います。

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