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エルビス・コステロが奏でるPenny Lane(ペニー・レイン)

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私がエルビス・コステロの音楽と出会ったのは、ちょうど二十歳になろうとしている時期でした。
第一印象は、何てセンスのある人なのだろう!という感じだったと記憶しています。
エルビス・コステロの本名は、デクラン・パトリック・アロイシャス・マクマナス。
「エルビス」はプレスリーから取ったようで、「コステロ」とはおばあさんの旧姓です。
幼少の頃からビートルズに傾倒し、かなり聴きまくっていたようです。

生まれはロンドンですが、フットボールではリバプールファンだというのも、エルビス・コステロらしいパンク魂のような気がいたします。
エルビス・コステロは、後年ポール・マッカートニーとコンビを組み、アルバムに参加していますが、若い時期に憧れていた存在と共演するとは、どんな気持ちだったでしょうか。

そんなエルビス・コステロですので、ビートルズ関係のナンバーもライブにおいて結構カバーをしています。

今回ご紹介するペニー・レインもそのひとつ。

マジカル・ミステリー・ツアーに収録されたナンバーですが、リバプールに実在する街並みをポールが写実的に作品にしたものです。
アルバムでも同じくし、シングルでも一緒に収録されたジョン・レノンのストロベリー・フィールズ・フォーエバーが、リバプールに存在した孤児院の名前に由来しつつも、非常に空想的な点と、綺麗なコントラストをなしています。
ある意味、ジョンとポールによって描かれたリバプールということで、対をなすものと言えるかもしれません。

このペニー・レインをエルビス・コステロが歌うと、また違った味わいがありますね。

表現の仕方は違っても、作品づくりへのアプローチが異なっても、やっぱりジョンとポールは、深いところで繋がっているのですね。
ポールは、ジョン亡き後、はじめて見つけた本当のパートナーがエルビス・コステロだと思っていたと言われています。

エルビス・コステロは反骨の人ですが、ビートルズをリバプールを愛したということは、大切に心の中にしまってあることでしょう。
名曲を名アーティストが奏でる。
こういう組合せも、また素敵な出来事のように思うし、心の中にしみいってきます。

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