FROM THE BEATLES 60年代 70年代 ロックの森

ザ・ビートルズとその周辺

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レノン、マッカートニー、ハリスン&スターキーでクレジットされた珍しいナンバー Flying

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Flying
ビートルズの魅力を語りはじめたら、それこそ多方面からのアプローチが出来るかと思いますが、やはり何と言っても「ボーカル」そして「ハーモニー」の力を無視することはできないと思います。
そんなビートルズナンバー達の中にあって、珍しくインストロメンタル・ナンバーとして仕上げられたものがあります。

1967年に発表されたアルバム「マジカル・ミステリー・ツアー」の3曲目に収録されている「Flying(フライング)」です。

ブルース進行を意識したと思える展開にして、不思議な幻想性をも内包した作品になっています。

また、このナンバーの珍しいところは、その作者に4人全員の名前がクレジットされていることです。

ビートルズナンバーの大半は、レノン&マッカートニーという黄金コンビが手がけているのですが、このフライングには、ハリスン&スターキーという名前も刻まれています。
スターキーとは、リンゴの本名です。

SMG_Beatles_Plane

アルバムとして聴くと、このフライングのあとには、「Blue Jay Way(ブルー・ジェイ・ウェイ)」が続き、これまた不思議ーな感覚にいざなうナンバーです。

私は若い頃、正直に言うと、この2曲のところは飛ばして聴いてしまった時期があるのですが、今思えば、このナンバーの存在が、マジカル・ミステリー・ツアーに幻想性、物語性を付加しているようにも感じます。

さらに言えば、この2曲が続くことで、そのあとに出てくる「Your Mother Should Know」の良さが極めて引き出されている。
マジカル・ミステリー・ツアーも、ある意味、トータルアルバムとしての位置づけにしていいのかな?とも思う今日この頃です。

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