FROM THE BEATLES 60年代 70年代 ロックの森

ザ・ビートルズとその周辺

アーティスト達(ビートルズの周辺) 楽器・機材

リッケンバッカー使いのベーシスト クリス・スクワイア

投稿日:

Chris Squire

ミュージシャンにとって、その手にする楽器は、ある意味名刺のようなものだと言ってもよさそうです。
持つ機材によって、ある程度その人の指向が見えてくる。
さて、ビートルズでいえば、ポール・マッカートニーがヘフナーのベースを使っていたことは、あまりにも有名ですね。
あのヴァイオリン型のベースのことです。

一方ポールは、ウィングス時代においてリッケンバッカーのベースを愛用していました。
私の認識では、リッケンバッカーのベースを使うミュージシャンは、そうは多くないと思います。

さて、そのリッケンバッカーのベースですが、私としては、クリス・スクワイアが、その使い手としての代表格だと思っています。

クリス・スクワイアは、あのイエスのオリジナルメンバーであり、偉大なベーシストの一人だと言っていいでしょう。
やや硬質なトーンで醸し出されるベースサウンドは、時に攻撃的であり、運動性に富んだものでした。

クリス・スクワイアの名演は沢山ありますが、やはり私としては、イエスのメンバーとして、ビル・ブラフォードとリズムセクションでコンビを組んでいたプレイが秀逸だと思っています。

あれだけの複雑怪奇なナンバーでベースを引き倒し、さらにジョン・アンダーソンのバックボーカルとしての役割をも果たしている。
常人では真似の出来ない技だと思います。

1960年代後半から音楽シーンの表舞台に飛び出してきたのがイエスであり、クリス・スクワイア。
独自のスタイルを貫いた偉大なベーシストの一人。
そう言って間違いないと思います。

今はもう、帰らぬ人となったクリス・スクワイア。
しかし、彼が残した名演は、これからも長く語り継がれることでしょう。

広告

-アーティスト達(ビートルズの周辺), 楽器・機材
-,

Copyright© ザ・ビートルズとその周辺 , 2023 All Rights Reserved.