今日も終わろうとしています。
少しばかり、疲れが出たのか?起き出すのが遅くなってしまいました。
そんなこともあり、今宵は癒やされる王道ナンバーを聴きながら、一日の〆にしたいと思います。
世界中から愛されるビートルズの名曲でありバラード、Let It Be(レット・イット・ビー)。
このナンバーは、王道過ぎる感もありますが、決して色褪せることなく、飽きることもありませんね。
ポール・マッカートニーが、とても悩み、苦しんでいたときに降りてきたナンバーだと言われています。
ビートルズの分裂。
ポールは日々、日夜、苦悩していたようです。
もしかしたら、眠りにつきながらも、うなされていたかもしれません。
そんな悩めるポールの前に、一人の女性が降りてきた。
「あるがままに。あるがままにすべてを受け容れるのです」
When I find myself in times of trouble
Mother Mary comes to me
Speaking words of wisdom, let it be
ある意味、ポールが思っていることを、素直にそのまま綴った歌詞にも思えます。
さて、ここに出てくる「Mother Mary」ですが、一般的には「聖母マリア様」と訳されてきたことが多いと思います。
そういった意味合いも、重ね合わせているかもしれませんが、後年ポールはインタビューにこたえ、「僕の母・メアリー=マッカートニーのことだよ」と、語っています。
一番辛いときに、お母さんと再会していたのですね。
ところで、このナンバーですが、ポールはゴスペル風な味わいを加えたいと考えていたそうで、ビリー・プレストンに相談したとされています。
ビリー・プレストンも、ビートルズを語るにあたり、欠かせない存在ですね。
そのビリー・プレストンのアイディアが、オルガン挿入とコーラスに活かされたと聞いております。
ある意味、感慨深いですね。
バラバラになってゆくビートルズ。
意見を求めたのがビリー・プレストン。
あのとき、あの時代を強く感じさせる逸話かと思います。