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リチャード・ライトの才がほとばしる作品 The Great Gig in the Sky(虚空のスキャット)

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最近は、夜な夜なピンク・フロイドの作品を聴きながら過ごしています。
特に、よく聴き込んでいるのはThe Dark Side of the Moon(邦題:狂気)です。
1973年3月1日にリリースされた本作は、ピンク・フロイドの地位を不動のものとし、世界的な名声を得るに至ります。
今回は、このアルバムに収録されているThe Great Gig in the Sky(邦題:虚空のスキャット)について、若干触れてみたいと思います。

ピンク・フロイドのキーボーダーであるリチャード・ライトの作にあたるのが、このナンバーですが、ここではいかんなく彼の才能が発揮されていると実感します。

邦題の付け方にも当たり外れがありますが、これに関してはベスト・フィットですね。
言い得て妙だと思います。

幾多の星が流れる宇宙空間をゆっくりと泳いでいるような感覚にいざなうナンバーではないでしょうか。

私自身、ピンク・フロイドの中にあっては、物静かで控え目なイメージのあるリチャード・ライトの才能を高く評価してきました。
他にも傑作は沢山ありますが、やはりこのナンバーにおいて、その才はいかんなく発揮されていると、今でも実感します。

寒い夜に聴くにはうってつけですね。
優しく、時にせつなく響くピアノの調べ。
リチャード・ライトならでは、文句なしの名作だと、私は思います。

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