音楽の楽しみ方はいろいろあるし、様々なシチュエーションにより、聴き応えあるいは見応えにも違うカラーが宿るものだと思います。
私なりに、スタージ映えするナンバーとして、ぜひ取り上げたいのは、ポール・マッカートニーの「Live and Let Die」(ウィングス時代の作品)です。
前回の日本公演でもやってくれましたが、ダイナミックな曲展開に乗せて轟く爆音と照明のマジックに、ドキドキしてしまいました。
気持ちいい!って感じでした。とにかく。
ご存知の方々も多いと思うのですが、元々このナンバーは映画に使用されており、邦題は「007 死ぬのは奴らだ」。
私は、実際このナンバーがラジオで流れ、ヒットチャートをのぼっていく時代を覚えているのですが、むしろその頃より今のほうが、味わい深く聴くことが出来るのだから不思議です。
私も大人になったのでしょうか。。。
ところで、このナンバーもカバーされていますね。
ご存知の方々は、よーくご存知のあのバンド。
ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N' Roses)!
ガンズ・アンド・ローゼズとポール・マッカートニーとは、ちょっとすぐには結びつかない感もありますが、いやいや、こちらのカバーも、また非常にいい味わいです。
ポールの透明感あるボーカルとは全然違うアクセルの声力が気持ちいいです。
ううん。
すっきりします。
今思うと、なぜリアルタイムで、聴いていたとき、さほど気にしなかったのか?
我ながら不思議です。
ライブで聴いて良さが分かるナンバー。
そういうものもありますよね。
Live and Let Dieは、私にとって、まさにその典型的な例かもしれません。