あの日のことは、いまでも鮮明に憶えています。
1980年12月8日。
ちょうど、私は代々木の街を歩いておりました。
路傍で耳を疑う言葉が容赦なく飛び込んできたものです。
ジョン・レノンが死んだ。
あの瞬間における自分の感情。
あの日、残された時間。
自分が何を思い、何を感じたか。
言葉には、とても出来ません。
そのニュースを聞いたとき、私は19歳という年齢でした。
人生の中でも多感な季節ではあり、友人が泣いていたことも思い出されます。
当時は、今のようにインターネットなどは普及していませんでしたので、情報を得るといえば、ラジオが最も身近なものでした。
私は、急いで帰宅をすると、すぐさまラジオのスイッチを入れ。
悲しいことに、それは事実でした。
ジョン。
世の中には、人生には、時折信じがたい出来事が起こるようです。
それにしても、あまりに悲しい思い出でした。
ただ、ジョンは天へ旅立ちましたが、その日以降も絶えることなく、世界中の人々の心で生き続けている。
おそらく、これからも長く、永遠に。
ジョンの魂。
肉体は消えても、脈々と流れ続けるもの。
そういった意味では、ジョンの人生は打ち上げ花火のようなものではなく、川の流れに似ているのかもしれません。
この日にあたり。
ジョン、安らかに眠れ。
そして、これからも生き続けてほしい。
Thank You John.