ビートルズが、音楽界に与えた影響は、「多大」という言葉では表現し難いものがあると思います。
明らかにビートルズの登場により、音楽シーンは、大きな変化を遂げ、後世においても、その種子は増え続けるばかり。
さて、今回は、ちょっと視点を逆さまにして、では、ビートルズに影響を与えた後発組はいないのか?という点について、少し書いてみたいと思います。
ビートルズ以前・・・であれば、当然彼等4人が影響を受けたアーティストはいたし、多々、語られているところです。
しかし、ビートルズ以降に、音楽シーンに登場してくるアーティスト達が、ビートルズ、特にジョン・レノンに、少なからず影響を及ぼした部分もあると、私は考えています。
いわゆるサイケデリックの騎手とも呼ばれる存在。
例えとして、あえて3つをあげるならば、クリーム、ジミ・ヘンドリックス、ピンク・フロイドではないでしょうか。
実際、ビートルズの近くにいた人々も、「特にジョンが、刺激を受けていた」と、証言しています。
私は、その影響の影が見える作品こそ、アビーロードに収録されている「I Want You (She's So Heavy)」だと、考えています。
このナンバーは、ビートルズにしては、時間も長く、ブルーステイストを効かせた演奏部分が多い。
明らかに、それまでのビートルズ作品とは、一線を画していると思えるのです。
ビートルズとサイケデリックの騎手達。
彼等は、距離があったとしても、お互いに意識し合い、化学反応を起こしていたのではないか?
そう思えて仕方ないのです。