ビートルズが好き!
という方々の中には、ご自分で演奏し、歌い・・・と、カバーをなさっているケースも多いかと思います。
まったくもって、私の印象ですが、「カバー」をするとき、大きく分けて、2種類のタイプがあるのでは?と・・・。
・出来る限り完コピを目指す!
・オリジナルをリスペクトしつつ、自分の世界観をもって表現する。
今回、ご紹介したい女性アーティスト、moecoticさんは、まさしく後者だと、私は思っています。
60年代のサウンドをこよなく愛するmoecoticさんは、もちろんビートルズが大好き!
その上で、ご自身のカラーを出し、その天性の声を生かしたアレンジで、素敵な歌と演奏を届けてくれます。
今回、moecoticさんのことを取り上げたのは、つい先日、9月13日(日)に、吉祥寺スターパインズカフェで、ワンマンライブが行われ、ファン・サービスとして、ビートルズのカバーを1曲披露してくれたからです。
ご自身で楽曲をつくり、歌うmoecoticさんは、ライブの際には、その日にあわせたカバーを選び、お客さんを楽しませてくれます。
今回のワンマンライブで、歌ってくれたのは、あのリボルバーに収録された「Here There And Everywhere」。
数あるビートルズナンバーの中でも、とびきりビューティフルなナンバーの一つですね。
今回、moecoticさんが、見せてくれたステージでのこの曲は、実に感動的でありました。
前の曲が終わり、ステージをはじめ会場は暗転。
その後に迫る静寂、無音の時間・・・。
こういった真空状態が出来ることは、ある意味斬新で、非常に演出効果が高かったと、私は感じました。
その静寂の中から、徐々に湧いてくるようなストリングス系のキーボードの調べ・・・。
そして、彼女は歌いはじめました。
To lead a better life I need my love to be here...
まるで、星空、宇宙に抱かれているような感覚が、そこにはあった。
素晴らしいアレンジだったと思います。
さて、近年におけるmoecoticさんの活動、その特色は、バンドやアコースティック・ユニットで、素晴らしいバック・メンバーの協力を得て、ご本人が、本当に楽しそうにプレイしていること。
今回のワンマンでは・・・
ギター 西山太郎さん
ベース 津田悠佑さん
ドラム 星山哲也さん
キーボード 藤井理央さん
・・・・と、豪華なメンバー達に囲まれて、サウンド面でも、聴き所満載だったと思います。
また、過日開催されたライブでは、ドラムスにスペシャル・ゲストとして、さおりんごスターこと、金澤沙織さんが参加!
さおりんごスター!という名前でお分かりのとおり、沙織さんは、ビートルズ大好き!リンゴ・スター大好き!という女性ドラマー。
このときは、エイト・デイズ・ア・ウィークなど、ビートのきいた初期のビートルズ・ナンバーを軽快且つご機嫌にプレイしてくれました。
いつかまた、この2人が共演してくれることを願って♬
世界中に拡がるビートルズのカバーを寄せ集めたら、それはもう、何やら最高に素敵なことになりそうな予感がします。
まさに、世界の至るところにビートルズあり!ですね。
(お礼とお知らせ)
こちらで使用した写真は、ワンマンライブにいらしていたお客様が撮影なさったもので、moecoticオフィシャル・フェイスブックに掲載されているものです。
今回の写真使用にあたり、心よくご了解くださったmoecoticさんと、関係者の皆様へ、心からお礼申し上げます。