あけましておめでとうございます。
2018年が、皆さんにとってステキな一年となりますように。
今年、最初に何を取り上げようか?と思ったのですが、ちょっとしっとり感のあるものをチョイスしてみました。
オールマン・ブラザーズ・バンドの名演、In Memory of Elizabeth Reed(エリザベス・リードの追憶)。
オールマン・ブラザーズ・バンドは、ご存じの方々も多いように、デュアン・オールマンとグレッグ・オールマンの兄弟が中心となって立ち上がったバンドです。
レコード・デビューを果たしたのは1969年のこと。
私が、こういった音楽を聴き始めたのは、ちょうどデュアン・オールマンが亡くなった頃で、後追い的な部分があります。
当時は、そういった時期にあたっていましたので、音楽雑誌などでもデュアン・オールマンに関する特集が、多く取り上げられていました。
本当に、素晴らしいギタリストだと思います。
彼等が残したサウンドは、今もなお愛されていますが、当時とりわけ評価が高かったのは、2枚組のライブ盤であるAt Fillmore East(フィルモア・イースト・ライブ)だと言っていいでしょう。
ここでも奏でられているIn Memory of Elizabeth Reedは、珠玉の名演だと、私は思っています。
とにかく、デュアン・オールマンのギター・プレイがそうであるように、何かしら1曲の中に、ドラマ性を感じさせてくれます。
今回は、そのデュアン・オールマン在籍中のものではなく、デレク・トラックスとエリック・クラプトンがギターで共演しているテイクをご紹介してみたいと思います。
私自身、エリック・クラプトンのステージは、数え切れないほど観てきたし、デレク・トラックスのプレイも実体験しました。
レジェンドと新進気鋭の若手ギタリストが、ステージを同じくして、この名曲をプレイする。
感無量ですね。
ギターもそうですが、バンドのサウンドが、愛おしく思える瞬間。
幾多の名演が語り継がれるロック界にあって、オールマン・ブラザーズ・バンドが残したものは、不朽という言葉が似合いそうです。