FROM THE BEATLES 60年代 70年代 ロックの森

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ジョージ・マーティンの思い出 イン・マイ・ライフ

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ジョージ・マーティンさんがお亡くなりになったことは、既にお知らせしましたが、今回は自分なりの思い出をちょっとだけ綴ってみたいと思います。

私には、年長の従兄が沢山おり、そのほとんどがビートルズを聴いていました。
ゆえに、私は自分で意識しなくても、自然とビートルズのサウンドの中で育ってきたわけで。

そんな私が、自分の意思でビートルズのアルバムを買ったのは、ちょうど中学生になろうとする頃でした。

もちろん、ビートルズにはまっていくわけですが、ジョージ・マーティンという人を明らかに意識したはじまりは、イン・マイ・ライフの鍵盤からでした。

キラリと光る音玉が零れるような調べ。
バロック調の旋律に憧れたものです。

イン・マイ・ライフの間奏部で、ジョージ・マーティンがソロをとっているのは、一般的にはピアノと言われていますが、私にはハープシコード(チェンバロ)に聞こえました。

後年、ビートルズはテープを逆回転させたりと、実験的な試みをはじめますが、既にイン・マイ・ライフのときに、テープの回転数をかえてのオーバーダビングを用いていたようです。

ジョージ・マーティンがソロをとっている部分がまさにそれで、演奏する際には、テープの回転速度を半分に落としていたとも・・・。

もうこの時期に、当時としては革新的な技法に目覚めていたのですね。

ジョージ・マーティンがもしいなかったら?
ビートルズは存在したのか?

答えは分かりません。
ただ、ビートルズが大成功をおさめたとしても、私達が知る形とは別のものになっていたことでしょう。

今日は、ジョージ・マーティンを偲んで、懐かしい曲どもに囲まれて夜を過ごしたいと思います。

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