ビートルズが残したものは、言葉では表現できないほどに大きく、解散して数十年が経った今も、彼等が残した種子は、世界中で花を咲かせています。
あまりにも多くのアーティストに影響を与えてきたビートルズだけに、その交流も、まさに世界規模です。
ビートルズといえばリバプール。
一方、ビリー・ジョエルといえばニューヨーク。
ポール・マッカートニーとビリー・ジョエルの共演が実現したのは、くしくも、1965年に、ビートルズが世界初の野球場コンサートを開催したNYシェイ・スタジアムでした。
ビートルズが華々しいステージを繰り広げた伝説のスタジアムも老朽化が進み、ビリー・ジョエルのライブが、最後のイベントになったわけですが、その最終日、大トリにポールがゲストで現れるという奇跡の大演出。
ポールの参加は、ホストのビリー・ジョエルも嬉しかったでしょうが、ポール自身も、ビートルズ思い出の地の最後の瞬間に立ち会えて、幸せだったに違いありません。
この際には、あのレット・イット・ビーも演奏され、ピアノマンことビリー・ジョエルが、ポールにピアノを譲り、バッキングコーラスに徹していたことも印象深いシーンでした。
音楽とは、国境を越えた架け橋になるのですね。