いまや、歴史的な出来事だと言ってもいいと思うのですが、今から53年前の今日、1966年6月29日はビートルズが来日を果たした日にあたります。
台風の影響を受け、到着が相当遅れましたが、タラップを降りて来る4人の姿は生き生きとしていて、まさにエネルギーが伝わって来るかのよう。
日本武道館を会場とし、ビートルズは6月30日から7月2日にかけて演奏を披露しています。
当時は、ビートルズが日本武道館を使用することについて激しい反対論もあったと聞きます。
賛否両論ある中で決行されたライブでしたが、いまや日本武道館はミュージシャンにとっての聖地とも言える場所になっているのも事実です。
ビートルズの凄いところは、このライブを目撃した人々は勿論、彼等の現役時代を知らない世代からも絶大な支持を得ていることかと思います。
まったく色褪せない彼等の音楽であり存在感。
単に時代の波に乗って出て来ただけではないことは確かに言えるのではないでしょうか。
当時のライブは、現代と比較すればステージにいる時間も非常に短く、ビートルズは基本的に11曲のセットリストを35分ほどでまわしていました。
ただ、音響といいライティングといい、その他設定に至るまで、今と比べたら設備やノウハウの面で、まったく異なる条件だったことは考慮しなければいけませんね。
おそらく、自分達が演じている音や歌声も、ほとんど聞こえていなかったのではないか。
いまや、アマチュアのライブであっても、しっかりとモニターが使用される会場が多数を占めます。
実に恵まれた環境にあると言っていいでしょう。
それを考えれば、ビートルズが残した音源やその姿は、本当に貴重なもの。
おそらく、これからも永遠に語り継がれることでしょう。
まさに、ビートルズ・フォーエバーですね。