12月8日は、私にとって忘れられない日であり、正直にいえば、忘れてしまいたい日でもあります。
1980年12月8日。
ジョン・レノンの死。
その悲報を耳にしたときの自分、あのときのことを、今でも鮮明に憶えています。
なんということか。
当時は、インターネットで情報が拡散される時代ではなかったし、私は学友と共に、代々木の街を歩いていました。
そのとき、道行く人の声が、耳に入りました。
「ジョン・レノンが死んだ」
そのとき、私の中に起こった心境を、文章にすることは出来ません。
なぜなら、悲しいとか、寂しいとか・・・そういった思いが湧いてくるような状況ではなかったからです。
帰宅した私は、ずっとラジオを流していました。
音楽界の人々が、それぞれに感想を語り、ジョンの特集を組んでいましたが、その言葉達も虚しく、ただ、時折流れるスターティングオーバーのイントロ冒頭に現れる「チーン、チーン」という金属音だけが、頭から離れず・・・。
思い出したくない名前。
マーク・チャップマン。
彼は、5発もの弾丸をジョンにめがけて放ったと言われています。
まさに、Why!!ですね。
私達が失ったものは、あまりに大きかった。
ジョンが亡くなって、今年で35年もの歳月が経ちました。
それでも、いまだ世界中の人々が、ジョンを偲び、歌い続けることでしょう。
ジョンは天国へ召されましたが、私達の心にジョンは生き続ける。
私も今日は、ジョンが残した作品達に囲まれて、過ごすつもりです。
RIP,John.