大規模な野外コンサートとして開催されたウッドストック・フェスティバル。
会場には、約40万人もの観客が訪れたとされ、伝説的な位置づけにあるライブだったと言えるでしょう。
このウッドストック・フェスティバルが開催されたのは、今から47年前。
1969年8月15日~8月18日の朝にかけてのことでした。
フォーク系のシンガーから激しいロックバンドまで、その出演者は30組を超えています。
また、この場に集ってくる観客のファッションや仕草が、当時の風潮を伝えてくれる貴重な記録フィルムになった!と言ってもいいと思います。
あまりにも多くのアーティストが参加しているのですが、やはり何といっても「ウッドストック」といえば象徴的なのは、最終日の大トリを務めたジミ・ヘンドリックスのステージだったと思います。
ジミ自身の人生が伝説のようなものですが、ウッドストックの最後の最後に、彼が出て来た!という事実が、このイベントの価値を高めていると、私は確信しています。
当初ジミは、最終日となるはずだった8月17日の夜に出演予定でしたが、大雨の影響などがあり、ライブを継続することができず、翌日8月18日の朝になって登場しています。
ジミが演奏をはじめたのは、8:30頃だったとも伝えられています。
まぁ、このときのジミも、何やら神がかっているし、言葉では表現できない存在感をもった人だ!と、改めて実感します。
ところで、ウッドストック・フェスティバルへの出演を断ったとされるアーティスト達もいます。
ビートルズは断ったと言われているし、ボブ・ディランやドアーズなどもそうだったようです。
まったく私の個人的感想ですが、ビートルズは断って正解だったと思います。
ちょっと違うかな?と・・・。
やはり、ウッドストックはジミヘン。
それでいいのではないでしょうか。
賛否両論が大きく分かれた一大イベントでしたが、当時のよすがを知る記録としては、非常に貴重なものであり続けると思います。
ある意味、60年代が終わりに近づき、新しき70年代を迎えるための儀式にも似た道標なのかもしれません。