FROM THE BEATLES 60年代 70年代 ロックの森

ザ・ビートルズとその周辺

今宵の1曲 恋は悲しきもの Why Does Love Got to Be So Sad?

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世の中は3連休。
今日はその末日にあたります。
ニュースでは、新型コロナウィルスの感染状況が発表され続け。
そんな1日の終わりに、私は今日も音楽を聴いています。
今宵の1曲は、『恋は悲しきもの』。
まず、この曲名の呼び方をする時点で、ちょっと古いでしょうか・・・。

原曲の正式名称は、’Why Does Love Got to Be So Sad?’と言います。
このブログでは、ビートルズ縁の人々や当時の時代を思い浮かべながら書くという、一応のコンセプトは持っています。
時期的なことを具体的にいえば、60年代~70年代をメインとして。

さて、Why Does Love Got to Be So Sad?ですが、1970年11月にリリースされたデレク・アンド・ザ・ドミノスのアルバム『 Layla and Other Assorted Love Songs』に収録されているナンバーです。
かなり長いアルバムタイトルですが、日本では『いとしのレイラ』と称されております。
そう、あのエリック・クラプトンが在籍をしていたスーパー・バンドですね。

このアルバムは、ロック史に残る名盤だと、私はいまでも思っており、名曲が多いのは事実であり、演奏ももの凄く高いレベルで研ぎ澄まされている。
特筆すべきは、ご存知の方々がいらっしゃるように、ゲストとしてデュアン・オールマンが参加していること。
当時、エリック・クラプトンとデュアン・オールマンの共演といえば、それはもう夢のような出来事でした。

このレイラ・アルバムは、本当に良い曲が多いのですが、今回取り上げているWhy Does Love Got to Be So Sad?は、とりわけギタープレイが秀逸で格好いい。
ギター小僧のハートを燃やすには十分過ぎるナンバーでした。

私は、小学生高学年からギターを始めましたが、今も変わらず基本的には完コピはしていません。
ただ、レイラ・アルバムのナンバー達は、忠実に弾こうと心がけていたことも事実。
その上で、このWhy Does Love Got to Be So Sad?は、ギター小僧にとって難度が高かった記憶があります。
エリックとデュアンのギタープレイが、それはもう凄まじいのです。

デュアンは若くして亡くなりましたので、その再現を見ることは出来ません。
ただ、オールマン・ブラザーズ・バンドは、息の長いグループとして活動を続けて来た。
若手のデレク・トラックスが、そのDNAを受け継いでいますね。

デレク・トラックスは、デレク・アンド・ザ・ドミノスに憧れ、子どもの頃から彼等のサウンドを再現していたギターキッズだった。
その彼が、オールマン・ブラザーズ・バンドと行動を共にし、エリック・クラプトンと同じステージに立つ。
感無量です。

こうして、懐かしいナンバーに触れていると、また弾いてみようか!という気持ちにもなります。
数々の名曲、名演が生まれたあの時代。
その足跡は消えることがありません。
ギタリスト黄金時代を象徴する1曲であり、アルバムだったと思います。

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