好きなアーティストの名前を並べろと言われれば、多くをあげることができます。
一方、自分にとって特別なアーティストは誰か?と、問われれば、私の中では間違いなくケイト・ブッシュがその一人です。
女性アーティストという点で言えば、断トツの一番に違いありません。
今日、7月30日は、そんなケイト・ブッシュの誕生日。
ハッピー・バースデー!キャシー!
ケイト・ブッシュは、1958年生まれ。
まさに、私の青春そのものでした。
デビューアルバムを発表した当時は、ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモア、その秘蔵っ子というキャッチフレーズで売り出されていたことが思い出されます。
デビュー前のケイト・ブッシュは、自作のテープを持ち込んでも、誰にも認められず、その才能は埋もれていました。
ダイヤモンドを発見したのがギルモアということですね。
ファーストアルバム以降、アルバムが発表されるたびに、即日レコード屋さんへ通っていたことも良い思い出です。
ケイト・ブッシュといえば、1977年11月に、Wuthering Heights(嵐が丘)でデビュー。
このシングルは大ヒットとなります。
本作は、小説家エミリー・ブロンテの作品『嵐が丘』がテレビ化されたものを見たケイトが、そこからインスピレーションを得てつくったものだと言われています。
くしくも、ケイト・ブッシュと同じ7月30日は、エミリー・ブロンテの誕生日でもあります。
エミリー・ブロンテが生を受けたのは1818年のこと。
エミリー・ブロンテは、ブロンテ姉妹として文学界では有名ですが、存命中はお姉さんの方が高く評価され、エミリーの天才が叫ばれるようになるのは、彼女の死後となります。
天才が描いた作品に触発された天才が歌に、曲にした。
思えば、不思議な物語です。
ケイト・ブッシュには、明らかな天才があった。
私は、そのことを今でも信じて疑いません。