音楽。
人が物事を表現する究極の形のようにも思えます。
私自身は、幼い頃にピアノを習い、中学生以降は、ずっとギターを弾いてきましたが、音楽を奏でる上で、最終的に辿り着くのは打楽器ではないか?とも思っています。
ロックであれば、ドラムですね。
叩く。
リズム、ビート。
魂がバイブレートする瞬間に何度か出会った記憶があるのですが、今回取り上げたいビル・ブラフォードも、そんな体験をさせてくれた一人です。
ビル・ブラフォードが、ロックシーンの表舞台へと躍り出てくるのは、60年代後半だと言っていいと思います。
イエスへの加入ですね。
さらに、ロバート・フリップ率いるキング・クリムゾンに迎えられたことにより、その評価は確かなものになっていきます。
ビル・ブラフォードが在籍したことで知られるバンドには、UKもありますが、私が実際この目で見たライブは、イエスとキング・クリムゾンでのステージでした。
圧倒されました。
ビル・ブラフォードが叩くドラムは、テクニックという言葉を超越していたし、壮大にして繊細。
ダイナミックな中にも、まるでドラムが歌っているかのような感覚に襲われたのも事実です。
ビル・ブラフォードのドラムを聴けただけで、チケット代は安いもの!
実際、そんな風にも思いました。
今一度、ビル・ブラフォードのプレイを堪能してみたい。
今日は、そんな気分です。
あの圧倒的な迫力と表現力を体感して、別世界へと連れて行ってもらいましょうか。
それにしても、ドラムは素晴らしい楽器だと、つくづく思います。