どうして今、彼等のことを思い出したのか?
自分でも分からないのですが、ザ・ナックのことを書いてみたくなりました。
まず、このアルバム「ゲット・ザ・ナック」が世に出た際には一目みて、えっ?ビートルズのパロディー!?と思ったことは事実です。
一発屋という表現は失礼かもしれませんが、彼等にはあまりにも有名な名刺代わり的な代表曲がありますね。
『My Sharona 』(マイ・シャローナ)
1979年に発表されたこのマイ・シャローナは、セールス的にも成功をおさめています。
当時の私は、にやにやしたい感覚を抱きながら、聴いていたわけですが、正直なところ、これはヒットするな!という気分があったのも確かです。
実にシンプルにつくられていますが、ビートといい小気味のいいナンバーだと思います。
ビートルズ解散以降、大曲や熱演が受けていた音楽シーンですが、こういったアプローチは、ある意味面白かったし、肩に力が入っていなくて、好感は持てました。
レコードジャケットからして、遊び心を感じさせるザ・ナックの世界。
当時の世相を思い出すには、うってつけの一発かと思います。
自分自身が、当時何をしていたか?
音楽によって記憶が蘇ることとは、本当にあるのですね。