FROM THE BEATLES 60年代 70年代 ロックの森

ザ・ビートルズとその周辺

ソングス リンゴ・スター

ほっとする曲 ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ

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ビートルズのキャリアが後半へと差し掛かってくると、メンバーの間から放たれる緊張感のようなものを見て取ることができます。

また、初期とは異なり、4人が揃ってレコーディングに参加する機会が減少してきたことも事実です。

何かが4人の中に起こり始めていた・・・。
様々な要素があったことでしょう。

そんな中、ほっと一息つけるような微笑ましいナンバーこそ、「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」ではないでしょうか。

このナンバーは、ご存知「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」の2曲目に登場するわけですが、ビリー・シアーズを演じるリンゴがボーカルのメインとなり、ビートルズ4人が揃って歌っています。

それも、掛け合いと申しますか、受け答えの展開になっているところが、実に心あたたまりますね。

リンゴ自身、このナンバーをとても大切にしているようで、自身のイベントを開催するときには、アンコールの定番となっています。

「何とかやれそうだよ。友達のちょっとした助けがあればね」

といったような歌詞にも、どことなくあたたかさを感じます。

ロック史上の金字塔とも呼ばれるサージェントペパーズを発表し、ビートルズは解散への道へと進んでいくことになります。

そんな時代に、この1曲が存在したことが、率直に私は嬉しいのです。

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