今日も一日が終わろうとしています。
夜な夜な音楽に親しんでから眠りにつく習慣がある私。
今夜は、とても懐かしいアルバムを流しています。
McDonald & Giles(マクドナルド&ジャイルズ)
1970年に発表されたこのアルバムですが、私は密かにプログレッシブロックの超名盤だと思っています。
プログレッシブロックと申しますと、どうしてもピンク・フロイド、キング・クリムゾン、イエス、エマーソン・レイク&パーマーが思い出されますが、このMcDonald & Gilesは、それらを凌駕するほどにクオリティーの高い作品に仕上がっていると思うのです。
マクドナルド&ジャイルズとは、ご存知の皆さんもいらっしゃると思うのですが、あのキング・クリムゾンが打ち立てた金字塔とも言える『クリムゾン・キングの宮殿』を生み出したオリジナルメンバーであるイアン・マクドナルドとマイケル・ジャイルズがプロジェクトとして発表した作品です。
イアン・マクドナルドとマイケル・ジャイルズは、キング・クリムゾンのオリジナルメンバーとして、ファーストアルバムを出した後にバンドを脱退。
その二人を中心として出来上がったのが本作ということで。
楽曲のほとんどはイアン・マクドナルドによるものですが、マイケル・ジャイルズのドラムワークは流石!の一言で、ある意味キング・クリムゾンよりもキング・クリムゾンらしい作品になっているところも面白い。
また、このアルバムには、あのスティーブ・ウィンウッドもオルガン、ピアノで参加しており、実に貴重なテイクとなっております。
収録されたどのナンバーも幻想美を醸し出しているかのよう。
私としては、より多くの方々に聴いていただきたい名盤中の名盤です。