デヴィッド・ボウイ(1947年1月8日 - 2016年1月10日)
まさに、鬼才と呼ぶにふさわしい人だったと思います。
数多くの名曲を残し、幾多の素晴らしいステージも見せてくれました。
今宵は、そんなデヴィッド・ボウイのナンバー、Heroes(ヒーローズ)を聴きたくなり。
ヒーローズは、デヴィッド・ボウイにとって11作品目にあたるアルバムで、1977年10月14日にリリースされています。
私が思うに、名盤中の名盤ではないかと。
バック・ミュージシャン達も素晴らしい顔ぶれで、ロバート・フリップをはじめ、キング・クリムゾンのサウンドを彷彿とさせる気配も漂っています。
アルバムの表題作となったヒーローズは、ベルリンの壁、その傍らで逢う恋人達を描いたものだと言われています。
そして、1989年、ベルリンの壁崩壊。
デヴィッド・ボウイが作品として世に放ってから、ちょうど12年後のことでした。
この作品が完成するまでのバックボーンにも、非常に興味深い部分が多々ありますが、演奏も最高ですね。
特に、ロバート・フリップが弾いているであろうイントロ部のギターにはしびれます。
デヴィッド・ボウイという人は、いろいろな魅力をもっており、また謎な部分も多い。
そこが、またいい。
2016年1月10日、帰らぬ人となりましたが、宇宙へ飛び立っていたような感覚にさえ襲われます。
ヒーローズは、ライブでも度々披露されており、おそらくデヴィッド・ボウイ自身も気に入っていたナンバーのひとつではないでしょうか。
文句なしに!
素晴らしい作品だと思います。