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ジョンの呼びかけ ディアー・プルーデンスに垣間見える優しさ

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beatles12
先日のこと。
仲間4人で、ビートルズのことを語り合っていた夜。

Sちゃんが、突然言いました。
「ビートルズで一番好きな曲を言えますか?私は言えます!」

正直、私は、「答えられない」タイプですので、しっかりと自分の一曲を持ち、堂々と言えるSちゃんに、ある種畏敬の念を抱きました。

Sちゃんが、あげた曲は、ディアー・プルーデンス(Dear Prudence)。

もちろん、私も大好きな曲のひとつです。

ホワイトアルバムの2曲目を飾るこの曲は、バック・イン・ザ・USSRの終わりにオーバーラップするような形で、独特のコード進行にて、はじまりを告げます。

コードの不思議さも魅力ですが、またピッキングがいい。
これは、ジョンがエピフォンのピックアップをリア側に振って、醸し出している音だとされているようです。

簡単に曲の背景をまとめますと、ディアー・プルーデンスとは、ビートルズと共に、当時インドに滞在していた女優、ミア・ファローの妹、プルーデンス・ファローが、部屋に閉じ籠もり、なかなか外へ出てこないので、そのプルーデンスに、ジョンが語りかける内容となっています。

空は青いよ。
外へ出てきて、一緒に遊ぼうよ。
笑顔を見せてよ。

ジョンの優しさの片鱗が垣間見られますね。

さて、演奏面から言いますと、ディア-・プルーデンスの、特に後半部分では、非常に印象深いドラムのプレイが登場してきます。

実は、このドラムを叩いているのは、リンゴではなくポール。

ホワイトアルバム収録中に、実はポールとリンゴの間で、行き違いがあり、一時期、リンゴはバンドから離れていました。
その際に、録音されたものと伝えられています。

ううん。
ポールって。
どの楽器をやらせても、味があるしうまい、上手すぎる。
ですね。

今回は、Sちゃんの一言からインスピレーションを受けて、この文章を書きました。

何かの言葉。
ヒントさえあれば、ビートルズが浮かぶ。

また、きっと、明日も何らかの出会いがあることでしょう。
ジョンかポールか、ジョージかリンゴか。

この際、4人まとめていきますか!
4人あわせてのビートルズ。

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