Beatles for Sale(ビートルズ・フォー・セール) カバーにも全力を傾注したオリジナル・アルバム


ビートルズ、4作目となるオリジナルアルバムが、Beatles for Sale(ビートルズ・フォー・セール)。
オリジナル・リリースは、1964年12月4日のことになります。
アルバムタイトルが示すとおり、飛ぶ鳥を落とす勢いだったビートルズが、「ただ今ビートルズ売り出し中!」のような、ちょっと洒落を効かせたタイトルになっていますね。

このアルバムは、リリース日が示すように、いわゆるクリスマス商戦に間に合わせるように、大急ぎで制作されたもののようです。
ただ、大急ぎで・・・と、いっても、そこに手抜きなどないのが、彼等のパワーであり、プライドだったようにも思います。

当時ビートルズは、ハリウッド・ボウルでライブを行い、その音源のミックス作業をしつつ、全英ツアーもこなす!という、超過密スケジュール。
それでも、新作アルバムをしっかりと完成させるあたり、何という働き者、ハード・デイズ!だと、感心していしまいます。

また、このアルバムに収録されているアイム・ア・ルーザーは、ボブ・ディランの影響を認めたものとされていますが、実際彼等は、同年8月に、ボブ・ディランと初めて会っています。

ビートルズにとっても、ボブ・ディランの存在は、大きなものがあったと、改めて思わせる作品でもあります。

アルバム完成を急がされたことも、多少影響していたのか、前作とは異なり、ビートルズ・フォー・セールには、再びカバー曲が収録されるようになります。
しかし、カバー曲といっても、それは確かにビートルズサウンドであり、彼等の歌でした。

「どうだ!ぼく達がやれば、こんなに格好よくなるよ!」とでも、言いたいかのよう。

それ以降のビートルズが、どんな道を辿って行ったかを思い起こすとき、何とも感慨深い作品ではあります。

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