キング・クリムゾンとリズム・セクション


ビートルズが、その活動に終止符を打とうとする時、まるで入れ替わるかのようにイギリスのロックシーンに登場してきたキング・クリムゾン。
一言でいえば、衝撃でした。
従来の音楽概念をくつがえすかのような作品づくりにして、そのプレイスタイルは、度肝を抜くものだと思います。

キング・クリムゾンといえば、初期における叙情性も特徴のひとつですが、やはり主要メンバーであるロバート・フリップを中心とする実験的アプローチが際立っているかと感じます。

それを前提に、あえて私なりにキング・クリムゾンを思うとき、リズム・セクションの強力さを強調したいと思っています。

どの時代におけるキング・クリムゾンにも、最強のリズム隊が存在した。
それは事実だと思っています。

具体的に言えば、ドラマーとベーシスト。
どのコンビネーションが最強だったか!は、断定できませんが、アルバム『RED』におけるビル・ブラフォードとジョン・ウェットンのコラボは、圧巻だったと言っていいと思います。

アルバムのタイトル曲となった『RED』は、幾多の名演が残っていますね。
この映像は、ジョン・ウェットン在籍時よりも、かなり後年のものであり、ベーシストにはトニー・レヴィンが起用されています。
ビルとトニーのマッチングも最強中の最強ですね。

私は、このラインアップによるステージを浅草と五反田で観ましたが、とりわけ浅草で演奏されたREDが印象に残っています。
あまりの凄さに、静まりかえる客席の空気。

まさに、ハートがレッドゾーンを振り切った!という感覚でした。

それにしても、60年代~70年代は、実に個性的なバンドが多く輩出された時代でした。
今もなお燦然と輝く黄金の時だと実感します。

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