ジェフ・ベックとビートルズ

jeffbeck_lg
ジェフ・ベックといえば、究極のギター小僧!と申しますか、とにかくギターで表現できることは、何でもやってしまう!というイメージがあります。

もう、本当に人生そのものがギターなんでしょうね。

このジェフ・ベックとビートルズ・・・というと、あまり関係性を感じない方々もいらっしゃると思うのですが、そんなことはありません。

おそらく、ジェフ・ベックは、ビートルズがお気に入りなのだと、私は確信しています。

続きを読む →

NOWHERE MAN(ひとりぼっちのあいつ)は、ジョン・レノン自身の投影か

Rubber-Soul-600x600
1965年12月3日にリリースされたビートルズのアルバム、『ラバー・ソウル(Rubber Soul)』。
そのA面4曲目に収録されているのが、NOWHERE MAN(邦題:ひとりぼっちのあいつ)です。

まず、ラバー・ソウルというアルバムですが、ビートルズが大きな転機を迎える前のラスト・アルバムだと言ってもいいと、私は思っています。

ある意味、ビートルズには、何度かの転機があったと考えられると思いますが、ラバー・ソウルに続くアルバムはリボルバー。
リボルバーというアルバムの方向性を考えたとき、ラバー・ソウルの位置づけも、ビートルズのある章が完結した・・・という意味を感じ取ることが出来るように思うのです。

さて、今回のテーマであるNOWHERE MANに話を戻しましょう。

ここに歌われている「ひとりぼっちのあいつ」とは、ジョン・レノン自身の姿を投影したものではないか?と、私は想像しています。

続きを読む →

エリック・クラプトンとジョージ・ハリスンの間を行き来したレスポール 『ルーシー』

20141020171251
ホワイト・アルバムにおいて、ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープスの収録にあたり、ジョージ・ハリスンが、エリック・クラプトンを招いたという話は、これまでにも触れてきましたが、その際に、エリック・クラプトンが使用したギターには、物語が潜んでいます。

一般的に『ルーシー』と呼ばれているレスポール。
エリック・クラプトンに弾いてもらうために、ジョージ・ハリスンが用意しておいたもので、このルーシーによって、あの泣きのギターが演奏されることになります。

この一本のギターが、運命に導かれるように、エリック・クラプトンとジョージ・ハリスンの間を行き来することになるのです。

続きを読む →

アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』の発表と正式名称について

please please me
『ザ・ビートルズの誕生はいつか?』とういことを考えはじめると、話が長くなりますが、こと『アルバム・デビュー』という言い方をするならば、1963年3月発表の『プリーズ・プリーズ・ミー(Please Please Me)』であるとして間違いはないと思います。

ジャケットになっている写真は、当時のEMI社の吹き抜けで撮影されたスナップが採用されており、あの時代としては画期的なことでした。

また、このファースト・アルバムの正式名称をきちんと書くと・・・
‘Please Please Me / with Love Me Do and 12 Other Songs’
という長いタイトルとなります。

ちょっと違和感を覚える方々もいらっしゃると思いますが、当時としてはよくあるパターンで、たとえば、アルバム・タイトルを見ただけで、ある程度の時代を推定することが出来るというもの。

要するに、プリーズ・プリーズ・ミーとラヴ・ミー・ドゥその他12曲・・・という書き方で、全14曲収録であることが、すぐに分かります。

続きを読む →

ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープスとジェフ・ヒーリー

Eric-Clapton-and-George-Harrison
ホワイトアルバムで画期的だったことの一つは、ジョージ・ハリスンが、自らの楽曲でのギター・プレイを親友であるエリック・クラプトンに任せたことではないでしょうか。

ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープスで、エリック・クラプトンが奏でたサウンドは、以降『泣きのギター』の代名詞として、名演としてロック史に刻まれていきます。

思えば、エリック・クラプトン以前に、チョーキングをしながらビブラートをかけるという奏法をするギタリストはいなかった・・・と、言っていいと思います。

今ならば、アマチュアのギタリストでさえ、当たり前のように使うテクニックが、当時は、驚きをもって迎えられた。

続きを読む →

ビートルズとエピフォン・カジノ ジョン・ポール・ジョージが選んだギター

SMG_Paul_McCartney_Casino1
ビートルズを語るとき、あまりにも多くのことがあり過ぎて、話が止まらなくなった!という経験をお持ちの方々もいらっしゃることと思います。

ただ、話の内容、その比重的には、彼等の使用楽器については、さほど多くは語られていないのではないでしょうか。

今回は、ビートルズの3人が選んだギターの一つ、エピフォンのカジノについて、ちょっぴり触れてみたいと思います。

続きを読む →

ドラマーとしてのリンゴ・スター

ringo_starr
ビートルズにおけるリンゴ・スターのことを考えるとき、長い間私は、バンドの潤滑油的存在というイメージというか、先入観を持っていました。

ジョン・レノンとポール・マッカートニーという強い個性と絶対的な存在感に加え、自らの作品を発表したいと願うジョージ・ハリスン・・・。

そんな中にあって、リンゴ・スターがいることで、ビートルズはバンドとしてのバランスが保たれていた・・・と、思い続けてきたのです。

そんな私が、『ドラマーとしてのリンゴ・スター』として意識し始めたのは、ビートルズに出会ってから、随分と歳月が流れてからのことでした。

続きを読む →

デビッド・ギルモアとポール・マッカートニー

060711_syd_hmed_730a.grid-6x2
ビートルズに、バンドとしての危機が訪れ始めた頃、くしくも、新しいロックの波を創造するかのような、独創的なバンド達が、続々と現れてきます。

ピンク・フロイドもそのひとつ。

シド・バレットが中心となって織りなすサウンドは、ジョン・レノンに、かなりの刺激を与えたと、ビートルズ周辺にいた関係者も語っています。

私は、シド・バレットは、ロック史に輝くダイアモンド、最高の天才の一人だと、かねてから思ってきました。

ただし、ピンク・フロイドが、信じられないほどのアルバム・セールスを記録し、商業的にも大成功を収めるのは、シド・バレットが脱退し、後任のギタリストとして迎えられたデビッド・ギルモアが、音作りに携わりはじめてからとなります。

ビートルズとピンク・フロイド・・・。
交わる点がないように思いがちですが、実は、ポール・マッカートニーとデビッド・ギルモアは、仕事を共にしています。

続きを読む →