今宵の名曲 ユア・マザー・シュッド・ノウ ”Your Mother Should Know”

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1967年11月27日にリリースされたビートルズのアルバムが、マジカル・ミステリー・ツアーです。
テレビ映画のサウンドトラック盤という位置づけでもある同作ですが、ビートルズの作品にあって、最高傑作とか珠玉の名作という表現はされない一枚かと思います。

ただ、挿入された個々のナンバーに耳を傾けていると、実に良い作品が数多く収録されていることを実感します。

そんな隠れた名作、マジカル・ミステリー・ツアーの中でも、特に地味なほうに属する曲について、今回は触れてみたいと思います。

ユア・マザー・シュッド・ノー ”Your Mother Should Know”

実は私、この曲が大好きで、幼い頃からのお気に入りであります。

あえて単調に刻んでいると思われるピアノ。
さらに、あまりに綺麗な音階の変化に加え、控えめながら、コーラスの味わいが、実に効いています。

当時のフィルムを見ると、メンバー全員が、白いタキシードを纏い、ポケットに薔薇をそえていることが分かります。

実は、よく見ると、ポール・マッカートニーだけ、黒い薔薇を身につけています。

「ポール・マッカートニー死亡説」は、いろいろな理由で、多々語られることがありましたが、この黒薔薇も、死亡説に一花添えていたようです。

曲調に関しては、ポールならではの展開力が、ひしひしと伝わってくるし、決して大作ではありませんが、素晴らしい出来映えだと思います。

このナンバーの録音、いわゆるテイク録りには、かなりの時間を擁したようで、数十回に及び、やり直したとも聞いています。

ほんの数分の作品であっても、それだけのエネルギーを注いでいたポール・マッカートニーの姿が浮かんでくるようです。

"Your Mother Should Know"

前述したように、アルバム、マジカル・ミステリー・ツアーには、シングルカットすべき!と思う数々の秀逸な作品が多数収録されています。

そんな中でも、決して目立つ存在ではない、ユア・マザー・シュッド・ノーという曲。

お花畑の中に、ぽつんと一輪だけ、薔薇が咲いていた。
そんなイメージさえわいてくるような音楽の世界観だと思います。

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